住まいのメモ帳

高断熱・高気密・換気フィルターなど、
大切な住まいをより快適にするポイントを一級建築士が教えます!

2018.04.04

【断熱×気密×換気】 健康で快適な家つくりに必要なこと①

日本の家って世界的な視野で見るとどのくらいの水準なのかご存じでしょうか?

日本の家の建て替えの多くは、寒いからといった理由が数多くあります。

それなのに相変わらず寒い家は建て続けられています。

冬は寒くて当たり前、夏も暑くて当たり前。エアコンをつけるのはもったいない。以前としてこのような認識は多いのではないのでしょうか?

 

冬の住宅に潜む健康リスク

 

実際に冬の深夜の時間の室内温度を測ったことがある方はおられるでしょうか?

従来の家では、冬の間の寝室の多くが10℃前後になっています。

対して、布団の中では28℃~33℃となっています。

その差は20℃前後と大変な温度差となります。

 

 

「冷えは万病の元」と言われます。

すべての病気がそうであるとは言えませんが、実際に日本の冬でも、ヒートショックに関連した入浴中急死された方が2011年の1年間で約17,000人にも上ります。

※ヒートショックは医学用語ではないため、死亡診断書には「溺死」や「病死」とされるため、ヒートショックが原因と思われる死亡の正確なデータはありません。

 

 

夏の住宅に潜む健康リスク

 

夏になると天気予報やニュースなどでよく聞く「熱中症」。

意外なことに住宅内での発症割合が最も多いことをご存知でしたか?

そのうち約7割を占めるのが65歳以上で、高齢者ほど発症率が高い傾向にあります。

住宅、施設内の断熱性能が低いことも原因のひとつであると考えられます。

環境省の熱中症予防情報サイト 

 

↑によれば、熱中症を引き起こす条件は「環境」「からだ」「行動」であると記されています。

極端に言えば、サウナの中で筋トレしたら…ヤバいですよね。

 

 

次回は実際に新築・リフォームをする際に考えるべきポイントをお伝えします!