モノを持たない暮らし

2018.04.26

収納は多いほど良い?

「家を建てる際、重要視することを上げて下さい」という質問をすると必ず挙げられるのは「収納」です。
実際、完成見学会などに行くと、何人家族ですか?というほどの収納を多くとっているお家を目にします。

しかし、本当に収納はそんなに大事なのでしょうか?

これから家を建てようと考えている人は賃貸住宅に住んでいる人がほとんどです。
賃貸住宅の多くは収納の少ない間取りになっているので、収納家具を追加→居室スペースが小さくなる→家を建てる時には「たっぷり収納スペースをとるぞ!」という気持ちになります。

だからといって必要以上に収納を多くするのは良い選択とは言えません。


その理由として

◎ 新築を建てる際、お客様の希望予算から床面積の設計をします。
収納を多くすると、その分他の面積が犠牲になります。
例えば8畳の個室に2畳の収納を作れば、残りの居室部分は6畳となり、生活スペースが小さくなります。
本来もっと広く使えるはずの空間を活用できないばかりか、収納スペース分の建設費用を余分に支払うのです。
当然、床面積が広がれば必然的に固定資産税も増えるので、金銭面の負担は大きくなります。


◎ 収納があればあるほど、要らないモノが増えていく。
収納が多いとモノを捨てられず、取り敢えず押し込んでおくという生活スタイルになってしまいます。
収納が限られたスペースしかない場合、必要なものと不必要なものを選別し、必要なものだけを整理して収納しておくようになります。
収納スペースが多いお家ほど、取り敢えず置いておくけれど、結局は使わずモノが増えるという状況に陥りやすいのです。

収納は、狭すぎてはいけませんが必要以上に重要視するのは考えものですね。